ちょうど今年のバレンタイン(2/14)くらいからプレイし始めていたアークナイツ、ようやくストーリー最新章に追いつけました。
5章くらいからめちゃくちゃ話が急展開してウォーってなってたんですが、8章はレユニオン編決着だったのでさらに濃密度が半端なかったです…
チュートリアルからずっと継続していることではありますが、このゲーム、ほとんど明るい話がなくて。
扱ってるテーマから言ったら当然だし、そこが逆に好きなんですけど、8章は特に人の悪意や怒りやそういったものとどう向き合っていくか、というテーマがこれでもかというくらいぶちこまれていたので、正直毎回ストーリーを読むたび感情をぐちゃぐちゃにされてしまい、今回の8章もうまく感想が述べれそうにありません。
でも一個だけ、レユニオン編を終えてみてというか…アーミヤの魔王化(指輪解放)の時の一連のセリフとかを見ていて思ったのが、「怒り」を上手に描いている作品って好きだなぁということ。
自分自身も精神疾患であったり、性別違和であったりを抱えているのもありますし、もともと人とズレた感覚を持ちやすいタイプではあったので、こういう「はみ出し者として排斥された者の怒り」をフィクションの中でかなり丁寧に描いているのがいいなあって。
アークナイツ、「抑圧された者の怒り」のバリエーションがものすごい豊かなんですよ。(ああいう世界だからだろうけど)
理想を掲げるって難しいよね、っていう場面ってかならずキャラクターに降りかかるといっても過言ではないシチュエーションですけど、見ているこっちが「そこまでひどい目に遭うなんて」と言いたくなるくらいの出来事が起こる容赦の無さも好きです。
一方、最後にタルラが死なずにロドスに収監される流れもそうなんですが、政治の中での主人公たちの組織の立場もきちんと描かれていて、そこらへんもいいんですよね。
政治的対立が主人公たちの組織が出ていくとすべて解決し、綺麗サッパリハッピーエンドになる、という展開の作品も割と見かけますが、アークナイツはそれをしていないところにこだわりを感じると言うか。
(そういう作品だと楽しめない、という意味ではなく、あくまでこだわりポイントを感じるという意味です)
8章終えてわかった謎もありますが、まだまだケルシー先生は秘密主義だしアーミヤCEOも隠してることありそうだし、続きのストーリー楽しみです。
アークナイツを続けられている大きな理由なんですが、一般的な国産ソシャゲに比べてガチャ周りがゆるいんですよね。
FGOとかウマ娘で「じゃぶじゃぶ課金するんじゃなかったら無課金に留めておかないと泥沼」な極端さが強すぎて、話は読みたいんですがガチャ周りではちょっと辟易してしまってたので、その辺が新鮮だったのかなーと。
アークナイツのほうはというと、天井システムもさることながら、限定キャラがあんまりいない(=ほとんどの追加キャラは恒常なのでいずれ交換チケットや通常ピックアップで引ける)、通常ピックアップで10回以内に★5確定1名、公開求人で最大★6が狙える、そもそも中核となる戦力が入手しやすい★4で事足りるといったあたりが「とにかく課金してガチャ回してね」みたいな圧迫感がなく、気楽でいいなって。
おまけに、ときどき売られる課金パックはめちゃくちゃ得になるようにできてるし。遊んでるしせっかくならお金入れたいなーっていう感じに無理なくつながっているというか。
一番直近で楽しみにしてるのはイベント・画中人ですかね。新キャラもだけど、ニェン絡みの話の続きが見れるとのことで。
PVの講談師めいた口上、めっちゃいいよね!